就業体験

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養護学校での就業体験が本日まで2週間行われました。

学校では少しずつ(5年目になりますが転勤した頃と比べると)自閉症への視覚支援がいろんなところで行われてきています。
そのことで毎日を安心して過ごせ、一人一人の持っている力も発揮できるようになってきているようです。
視覚支援の有効性が確かめられてきています。

しかし、高等部を卒業していざ進路となった時、作業所や施設、事業所などではまだまだ自閉症の方への支援が十分だというわけではありません。

今回の実習ではじめて2週間あるパン工場で実習することになった自閉症の生徒さんのことを紹介します。

学校ではイライラして周りとうまくかかわれないような時「休ませてください」カードを示すことでトラブルを未然に防ぐようにしています。
今回の実習で事前にそのことをパン工場の指導員さんに伝えていましたが実習中2回、自分からカードを提示してちょっとその場を離れてクールダウンすることでまた仕事を続けられたようです。

パン工場の仕事については何回かジョブコーチにつきながら仕事の内容、順番をチェックし3日目から手順カードを作り、指導員さんにお願いをしました。

言葉だけの指示だけだとどうしても行動が遅くなり、なによりも自分から行動するようにならないため少しずつストレスがかかってきます。視覚的に見ることで仕事の手順や終わりまでの見通しがつくため仕事がしやすくなります。

午前中の仕事は日によって注文数が異なり手順の順番が変わるためボードにカードを貼るタイプ、午後は毎日同じ仕事だったので1枚ものの手順カードにしました。

なによりも嬉しかったのはパン工場の指導員の方々が理解してくださり、手順カードの張り替えをしたりカードで伝えていただけたことです。
卒業後、学校で有効な手段をこれからも少しずつ学校の外に伝えていきたいと思っています。

毎朝食べているパンがいつもよりおいしく感じた2週間でした。

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  • 「就業体験」について

    Excerpt: 「就業体験」について 施設の人に言わせると 養護学校は恵まれ過ぎとか。でも恵まれすぎの社会にしたいですね。 Weblog: ちなつ 自閉症 養護小六の父 racked: 2006-10-31 21:17